歴史では、フビライハンのモンゴル帝国は、2度にわたり大規模の軍により、日本に攻めてきました。1度目を1274年11月頃に九州の博多湾に(今の福岡)到着、2度目を1281年6月頃に同じく博多湾に到着したという。

モンゴル軍は夜になると船に引き上げたていたのでその夜の大暴風雨がモンゴル船団をおそい、2回とも大損害を受けて勝利できずに戻った。日本が大自然の力を使う神から守られているに違いないとフビライハンが信じたようで再度攻撃する考えやめたという。

この2度の戦争で日本、モンゴル、高麗、3国の犠牲者が多く、モンゴル軍の墓が九州の何ヵ所にあります。その中の皆さんが良く知っている3ヶ所は、志賀島にある1927年に建てられた蒙古塚、、福岡市早良区西新にある元寇神社である。

2019年11月14日に元寇神社にて殉死した双方の犠牲者を弔い、世界恒久平和を願う慰霊祭を開催されました。地元の株式会社ベガの支援と住民の方々の支援の下に博多と壱岐の合同慰霊祭に在福岡モンゴル国名誉領事が招待されご挨拶をしました。

敵として攻めてきたモンゴル軍の兵士たちに祈りを差し上げる日本人の和の精神に感謝の言葉を申し上げる共に故国から遠く日本の土に永久に眠っている先祖の方々にお祈りを捧げました。そして、ご挨拶の言葉の中で、多くのモンゴル人が九州とモンゴルにとって歴史のある元寇の現場に訪れて日本人の和の心を感じて頂きたいと述べました。
 

IMG_7233.JPG